2015年9月25日
本日、ケンブリッジ大学工学部都市エネルギー効率研究グループEECi (Energy Efficient Cities Initiative)を率いる、チョードリー博士が来社されましたので、ご紹介させていただきます。
弊社とケンブリッジ大学EECiは、2014年1月から家庭の電力消費分析と行動経済予測など、電力ビックデータに関する技術開発を目的とした業務提携を行っております。
これまでに着手しました技術開発項目は、家庭向け太陽光余剰電力量予測アルゴリズムや家庭向け電力需要予測アルゴリズムの開発を手掛けております。
今後の技術開発テーマといたしましては、電力自由化により様々な料金プランが提供された時に、電力消費がこれまでと比べてどのように変化するのか、電力の需要予測にどのような影響があるのかを研究し、弊社の電力需給運用サービスに活かしていきたいと考えております。
日本ではスマートメーターを全家庭に設置する予定であり、そうしますと家庭の電力消費量が30分単位で計測できる環境が整います。ご家庭の電力データと地域の気象データを分析し、その家庭の電力消費を予測することで、効果的な省エネ提案をご家庭にタイムリーにお知らせしたりするサービスもできるようになります。
そのような技術開発をチョードリー博士の研究チームと行い、電力データを活用した付加価値の高いサービスをご家庭に届けたいと考えておりますので、引き続き、応援の方、よろしくお願いいたします。
カテゴリー:エプコ
2015年9月16日
本日は、私個人によるエプコ株式の取得(買付け)についてご説明をさせて頂きます。
弊社は2016年4月の電力小売自由化を見据え、2013年より電力小売事業に係わる先行投資を継続しております。更に今年は自由化直前期でもあり、意志ある先行投資を加速している段階でございます。
先行投資の主な内容につきましては、電力事業に係わってこられた人財の積極採用、電力小売サービスを展開する上でのシステム開発投資、電力小売を念頭に置いた自治体様などと連携した経産省補助事業への参加など、数多くの事業投資を行っております。
一方、業績面でございますが、今期は意志ある先行投資を前倒しで実施していることもあり、既存事業であるプラットホームカンパニーで稼いだ利益を、将来、主力事業になり得る電力小売サービス事業の為に活用し、弊社がもう1段階上のステージで活躍できるよう成長投資を行っております。
そのような状況の中、事業投資の他に出来る企業投資として考えましたのが、私個人によるエプコ株式の買付けであります。勿論、会社による自社株買いも選択肢の1つとしてございますが、現時点においては会社の資金は事業投資に活用する方が望ましいと考えております。
従いまして、私個人がエプコ株式の買付けを行い、弊社事業への更なるコミットメントと弊社の将来性と事業目標についての自信を、皆様にお示しさせて頂きたいと思い、今回、エプコ株式の買付けをさせていただきました。
今現在、弊社は足元の業績を犠牲にしつつも、弊社のビジョン実現に向け、来年以降の大きな飛躍の為に、日々、事業に積極的にチャレンジしております。投資家の皆様の中にも、直近の業績面から弊社の将来性に不安を抱いている方もおられます。
私は弊社の経営者でございますので、会社の将来性に確信を持っている事は言うまでもございません。その思いを、皆様に形としてお見せする方法の1つとして、私個人によるエプコ株式の買付けという選択をさせていただきました。
弊社と協業して頂いている企業の皆様、弊社を応援して頂いている投資家の皆様、そして日々仕事で頑張っている社員やその家族の為に、これからも弊社を先導し、事業が成長できるよう努力してまいりますので、引き続きご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
本日発表の「当社代表取締役グループCEOによる当社株式の買付けについて」の適時開示は、こちらで確認いただけます。
カテゴリー:IR
2015年9月9日
本日は、弊社が出資しているエネチェンジ社を紹介させていただきたいと思います。
エネチェンジ社は、電気料金プランの比較サイトを運営している会社です。インターネット上で電気の使い方など簡単な質問に答えて頂くと、全電力会社様の料金プランの中から、そのご家庭の電気使用量にあった最適な電気料金プランを比較し、お勧めするサービスを行っております。
2002年に家庭向けの電力小売が自由化になったイギリスでは、比較サイトを利用して電気料金プランや電力会社様をスイッチしている割合が約40%に達するという調査報告があるほど、電力小売自由化後には必要不可欠なサービスになっております。
そのイギリスで、日本向けに電気料金プランの比較サイトを開発・運営しているベンチャー企業が、今年の4月に日本法人を設立したのがエネチェンジ社で、弊社はこのエネチェンジ社に出資と人財で事業運営に協力しております。
エネチェンジの収益モデルは、エネチェンジサイトを利用して電力会社様を変更した際に、変更先の電力会社様から紹介料をいただくモデルです。
また、エネチェンジの強みは、簡単な質問項目で精度の高い料金プラン比較ができるところにあります。これは実際の電力データを分析し、数多くの電力消費モデルを構築しおり、そのデータベースの中からサイト利用者の質問に最も類似した消費モデルを検索して、料金プランと紐づけて提示するシステムにあります。
電力小売自由化後は、電力小売に参入する企業が数多くの電気料金プランを提供することが予想されます。電気を利用するご家庭は、どの電力会社様の、どの料金プランを選べばよいのか迷ってしまうと思います。
そのような時にエネチェンジのサービスを利用して頂けると、お客様の立場で公正・中立に、最適な電気料金プランを比較しお勧めいたしますので、お客様には大変便利なサービスと考えております。
弊社はBtoBのサービスに強みがありますので、BtoCのサービスはエネチェンジ社で運営していただき、両方の分野で収益に貢献してまいりますので、引き続き、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
エネチェンジでの電力比較はこちらからお試しいただけます。 https://enechange.jp
カテゴリー:エプコ