ブリヂストン化工品ジャパン様研修レポート|施工を意識した給排水図面の作成をおこなえるようになる!
- 2025.02.12
- 会社紹介

こんにちは!エプコ広報部の佐藤です。
今回は工業・建築資材販売メーカーであるブリヂストン化工品ジャパン様にお越しいただき、沖縄設計スタッフ向けに研修を行っていただきました。
現場を意識した給排水図面作成ができるような知識を習得する大変有意義な機会となりましたので、レポートいたします!
研修実施の目的
普段、住宅の給排水設備設計を行っているスタッフに対し、施工現場を想定した知識を学んでもらい、図面作成では分からない気づきや学びを得て、設計品質の向上を実現してもらうための研修です。
研修講師を務めていただいたブリヂストン化工品ジャパン様との関係
ブリヂストン化工品ジャパン様はタイヤで有名なブリヂストングループで、工業・建築資材などを販売・施工されている会社です。
当社とは20年以上の長いお付き合いをさせていただいており、そういった関係から、ブリヂストン化工品ジャパン様のご厚意により、2016年より継続的に当社社員に対して技術研修を実施していただいております。
実際の現場に近い環境で配管接続を体感する実践型の研修
今回の研修のテーマは「配管口径によって曲げ半径の違い」や、「エコキュートモックアップにて実際に近い環境設定での配管接続」を体感するという内容で、給排水図面の作成時に考慮すべき実践的な知識を学びました。
研修カリキュラムのご紹介
実際の部材を用いながら、実技の演習をおこなっていただきました!
配管切断・継手接続体験
配管の切断と継手の接続方法を教えていただきました。
実際に参加した社員からは、器具と継手の組み合わせや使用用途を知っておくことで、加工指示書のチェック業務に活かせるということや、作図時の角度の意識が変わったなどの感想が上がっていました。
検証パネルを用い、配管曲げ接続体験
続いて配管口径によって曲げ半径の違いを体験しました。
この違いは、実際の現場に大きく影響するもので、作図時に必要距離を取って計画を行う必要があることを学ばせていただきました。
また、実際に現場が困っている内容の説明も頂き、曲げ半径と給水ヘッダー本体位置の関連性も理解することが出来ました。
「CAD(作図ソフト)上では、曲がりについて理解しているつもりでも、曲がる場合、曲がらない状況の違いを体感することができ、図面作成時に気を付けるポイントを理解できた」という声が上がっていました。
エコキュートモックアップを活用、給水配管、追い炊き菅、連絡管の接続施工を体験
体験の締めくくりとして、エコキュートモックアップを活用した施工体験を行なっていただきました。
施工手順に沿いながら、実際に配管施工にトライしてみました!
実際に施工をしてみて、「図面上では給水・給湯配管の曲がりがきれいに納まっていたとしても、施工するための距離がきちんと確保できていないと現場に負担をかけてしまうということを体感することができ、作業する方が施工しやすい空間が確保できているか、イメージしながら作図を心掛けたい」といった意見が上がっていました。
最後に
今回、5年ぶりにブリヂストン化工品ジャパン様に来社していただいての技術研修が実施できました。日常では触れることがない部材に触れてもらい、配管と継手の接続、配管の曲げにくさや給湯器接続を楽しんで体感してもらうことができました。
参加した方からは、「現場って大変… 問題なく施工できる図面を描かないと!」といった感想を多くいただけたので、現場意識の向上に繋がった研修でした!
引き続き、業務に役立つ研修を企画していきます! ブリヂストン化工品ジャパン様、貴重な機会をありがとうございました!