教えて!エプコの仕事って? ~第11回 バックオフィスグループ~
- 2015.08.10
- 会社紹介
今回はスマートエネルギーカンパニー バックオフィスグループの紹介です。
大規模HEMS情報基盤整備事業「みやまHEMSプロジェクト」のバックオフィスを担当しているグループです。
東京とみやま市を行き来している倉光さんにお話をお聞きしました!
広報I:バックオフィスグループのお仕事内容教えてくださいq_(゚▽゚ )
倉光さん:現在は経済産業省の補助事業である、大規模HEMS情報基盤整備事業の運用をしています。事業協定を結んでいる福岡県みやま市と共に取り組んでいます。
本実証事業の中で、エプコとみやま市は2つの側面をもって参画しています。
①「HEMS管理事業者」として、HEMS機器の設置と電力データの収集・保守
②「情報利活用事業者(サービサ)」として、電力データを利活用したサービスを提供
具体的な業務は・・・
・本事業に参加協力頂けるモニタ様の募集活動
みやま市と一体となり募集活動を実施して昨年度2000件を超えるモニタ様を獲得しました。
・HEMS機器管理、HEMSデータ収集・データ品質管理、通信機器管理
HEMS機器からのデータを安定して情報基盤へ渡すための運用・保守をしています。
・モニタ様対応
参加モニタ様にサービスを利用していただくための現地サポートをしています。タブレット操作が困難な高齢者など、サービス利用に至っていない方へは訪問にてサポートしています。
また、毎週末に「モニタワーキング」と言って、全国各地の活動の状況報告・問題点の共有・促進ノウハウを共有する会に参加しています。そこでの最新情報を現地へ落とし込む事も重要な役割となっています。
・現地協力会社様の管理
協力会社様への工事の指示や管理をしています。サービス利用開始、推進活動の企画・実施をしています。
・問合せ対応
プロジェクト事務局を開設して、モニタ様からの問合せ対応をしています。
広報I:エプコとみやま市の役割については先日、自治体向け開発チームにておこなわれたみやまHEMSプロジェクトお披露目会で説明がありましたね。
倉光さん:今年の3月までは「自治体向け開発チーム」などによる企画・開発、次に「バックオフィスグループ」が本事業に参加協力頂けるモニタ様の募集活動、HEMS機器の設置をおこなってきました。5月からは参加モニタ様への実際のサービスを開始・運用するフェーズになりました。
経済産業省へ、①電力データの収集②電力データを利活用したサービス それぞれの検証報告をしたり、プライバシーに配慮したアンケート実施などのイベントをモニタ様へお知らせしたり、郵送物送付などの事務的な作業もしています。これらの運用は、プラットホームカンパニーがおこなっている顧客管理・コールセンター業務それぞれのノウハウやシステムが多く注入され、活用されています。
広報I:みやま市にはどのくらいのペースで行ってるのですか?
倉光さん:グループは男性4人・女性1人の中で、みやま市に交代で行き来しています。
↑みやまHEMSプロジェクト体感ショールーム
この中の事務所にいます!
広報I:2000世帯のモニター募集期間は、現地に行って募集活動もされていましたよね?
倉光さん:はい。実際に募集活動を経験して色々な事を学びました。みやま市はお年寄りが多いので、「高齢者見守りサービス」があると知って参加を決めてくれたり、「市が見守りサービスをやろうとしているからみんな参加しよう!」と周り近所の人に声をかけてくださる区長さんもいらっしゃったりで、なんとかモニターが集まりました。それだけに期待されている事を感じています。
広報I:周り近所で協力しあって、見守り体制が出来るといいですね。
倉光さん:市民の方とのやりとりの中でみなさんも協力・応援してくれていると感じることがあり、嬉しいです。
広報I:市民の方も一緒に実証事業に参加してくれている気持ちが伝わってくると嬉しいですね。
広報I:タブレットは2000世帯のモニタ様へ表示機として無償貸与されたのですよね?
倉光さん:はい。タブレットで電力の見える化、見守り異常時のアラート表示をするほか、アンケートなどのイベントのお知らせと実施に使っています。
実証事業後、みやま市はタブレットを利用してお知らせを配信して積極的に市役所の取組みを知ってもらったり、コミュニティに参加してもらったり、コミュニケーションを取るツールにもしたいと考えています。将来的には全世帯に配布したいと考えています。その為には、個人情報を扱っているのでセキュリティを強化し、しっかりプライバシーを保護してサービスを提供する事が大切であり今回の実証事業でも重要なテーマです。
広報I:市民の方からサービスを使用した感想はありましたか?
倉光さん:ある女性モニターの方が、近くに旦那様の高齢なお母様が住んでいらっしゃるのに、今まではなかなか話すきっかけがなく連絡ができなかったけど、高齢者見守りサービス(熱中症や急な冷え込みなどの室内外温度による異常や普段と違う電力利用状況の異常時にタブレット画面上にアラートを表示し、事前に登録している家族などに自動でメールするサービス)によって、連絡するきっかけができ、以前よりも繋がりが深くなりました。そしてお母様の電力利用状況を見て異常がないことを確認し安心できるようになりましたとお話ししてくださいました。
高齢者が家族や周り近所の方と繋がって見守り体制ができるのがこのサービスの良いところだと思います。
エネルギーの見える化だけではなく、こうやってHEMSデータを利活用して人と人との「繋がり」が生まれるといいですね。
ヽ(○`・v・)人(・v・´●)ノツナガリ
バックオフィスグループの皆さん、現地での活動、東京との行き来など大変だと思いますがこれからも頑張ってください\٩( ‘ω’ )و/