MVP研修ブログ 2014年度1Q その⑦
- 2014.07.04
- 社員紹介
【スケジュール】
08:00 チェックアウト
- 朝食
- King’s Cross St. Pancras(Piccadilly)発
- Heathrow Terminals(Piccadilly)着
12:30 ロンドン ヒースロー空港 発
06:55 香港 香港空港 着
08:45 香港 香港空港 発
13:45 東京 羽田空港 着
16:20 東京 羽田空港 発
18:55 沖縄 那覇空港 着
2014/6/13
今日はいよいよイギリスを離れる日です。
そろそろご飯とおみおつけが恋しくなっていた私は、嬉しさ半分でいそいそとパッキング。
重いお土産は避けようと選択肢を制限していたはずなのに、
この超重量級の手ごたえはいったい何んだ??・・・(後刻、空港でパッケージの超過料金を払わされる破目になるとは、この時は知る由もないことでした。あぁ・・)
早朝のヒースロー空港は、到着した数日前とはまた違った顔を見せていました。
キャセイのカウンターは人影もまばらで、ようよう対応してくれたスタッフは
無慈悲にも荷物の重量オーバーを言い渡し、私の財布の中身はわずか数ペンスを残すのみに。
これじゃあお水も買えやしない・・・
さすがの私もがっかりして、口数も少なく広いヒースローの構内をトボトボ歩くこと十数分。
そうだ、もし所持金以上の金額を請求されていたら、私の悲壮感は倍増していたに違いない。
助かった、なんてラッキーな私!・・・このポジティブさにはだいぶ無理があるでしょうか?(笑)
広大な免税エリアのロビーの一角で搭乗ゲートの案内を待っている間、
周りを行きかう様々な国籍の人々を見るとはなしに眺めながら、
人種のるつぼとは良く言ったものだと感慨もひとしお。
観光客あり、ビジネスマンあり、家族連れに学生のグループ、そして出稼ぎと見られる貧しい一群。
高級ブランドやフードショップが立ち並び、華やかに行き来する人々の群れの中に、膝を抱えてうつろな表情で佇む彼らの姿は何がし強烈な印象で、私は目を離す事ができませんでした。
その対比は、安っぽい同情など受け付けようのない深い絶望を際立たせ、厳しい人生に対峙するぎりぎりの姿を浮き彫りにするものだったのです。
英国ヒースロー、国際空港ならではの一場面でした。
2014/6/14
20時間近くを掛けて到着した羽田空港。
やっと日本に帰ってきたのね!(まるで20年ぶりに帰国したかのようではないか!笑)
しかしながら、私の試練はまだまだ終わってなかったのでありました。
あの超重量級のスーツケース、西銘さんと一緒に預けたはずの私の荷物だけが待てど暮らせど出てこない。
「超過料金払った上に、紛失なんてあんまりよね、TVドラマじゃあるまいし。」
な~んてそれでも余裕で笑っていたら、、、、、本当になっちゃったよ!!
「なぜ?なぜ私なの?私が何をしたって言うの?」
思わず、TVドラマ張りの台詞が脳裏をかすめました。
この後、10日あまりにも渡って私の荷物は手元に届かず、お土産なしで肩身の狭い思いをし、
衣服やコスメにも不便をかこったという、旅の顛末だったのです。
―――行き行きて、なんでもありの初海外 (川節) ―――
本社野口さんご夫妻と謝花さんの出迎えを受けて羽田で飲んだ一杯のビールが、
キンキンに冷えて何と美味しかったことでしょう。
日本に帰った醍醐味を実感したひとときでした。
最後に那覇空港で西銘さんと二人、無事記念写真に笑顔で納まったのは、
この同僚達の温かい心使いのおかげに他なりません。
私達の研修旅行を陰で支えてくださった皆様、有難うございました。
そして何より、広く世界に目を開くという大きなチャンスを我々に与えてくださった、
岩崎CEOを始めとするエプコの役員・幹部の皆様に深く感謝して、
この旅の報告を締めることとします。 Thank you.
【研修総括】
(川節さん)
今回のケンブリッジ研修旅行を通し私個人の成果としては、以下の3点が挙げられる。
①単独(二人だが)で日本を離れ、世界を肌で感じたことによる視点の変化について
毎日の日常(仕事を含む)の中で、ややもすると内向きになりがちな思考が開放されて、在英中、自分の中に大胆な発想と俯瞰力が感じられたのは、大きな変化であった。
②ランゲージの重要性について
子供達が幼い頃、国際社会に対する平かな目を身に付けさせたくて、外国人のホームステイを数々受け入れた経験がある。その経験から言葉が通じなくても思いは通じるという実感を得て、英語が話せなくても何とかなると、ある意味強気に考えていたのだが、今回それが見事に覆された。通りすがりの人たちにはそれは通じない。
実はコミュニケーション力の中でも、ランゲージの占める割合は大変低いと言われているが、外国におけるコミュニケーションでは重要な要素であることが、特に今回身に沁みた次第だ。
国際力とは、ランゲージを抜きには考えられない。
③日本の素晴らしさ・・特にサービス力・・について
外国のホテル、カフェ、レストラン、航空会社、どれを取ってもその気配りや配慮の無さ、傍若無人振りに二の句が告げない思いを多く味わった。(もちろん、二流・三流どころだったせいもあろうが)総じて優しさが足りない。相手の気持ちを慮ることができない。
それに比べ日本のCSに対する認識水準の高さには目を見張るものがある。今はやりの言葉でいえば、『おもてなし』の高さである。その点において、我々日本人はもっと自信を持つべきだ。旅の終わりに羽田から搭乗したJALのCAたちの礼儀正しさや品の良さ、そして優しい心使いには、きちんと教育された者の持つ毅然とした美しさが感じられた。日頃当たり前に感じていたこれらが、実は大変貴重な財産だったと気付かされた事は大きい。
以上を成果として挙げたが、これらを今後どのように仕事や生活に生かしていくかが問題であろう。
加えて、ピンポイント的に感じた多くのこともまた同様である。エプコの今後、カンパニーの相互性の中で果たす自分の役割、更に感じた多くをエプコの仲間たちや研修生たちにどのように伝えていくかを、重い課題として感じている今、ケンブリッジで実感した自然体のマネジメントを、今こそ自分に課そうと努めている。
(西銘さん)
本イギリス研修を通して、ガイドをほぼつけずに移動や食事・買物・生活を行う事により他国へ渡り活動する自信がついた。またケンブリッジ見学・ロンドン市内観光などその国の文化や思考を知る事が出来、大変貴重な体験を得た。camメンバーの方々は、視野が広く行動力の有る方々で先のビジョンがしっかりしている方々だと感じました。私も今後は、新たな知識や経験を活かし 発言+行動を恐れず1歩先を見据れる人材に成長する事を目標に仕事にいかして行きたい。
*おまけ*
今回の研修にて、イギリス内のたくさんの歴史的な建物・文化に触れることができました。
文章や写真ではお伝えしきれないところもたくさんありますが・・・
折角なので、ブログにて紹介しきれなかった写真達を公開します!
イギリスのカルチャーを少しでもお伝えできればと思います!
『ケンブリッジ大学のカレッジ内にある大聖堂』
カレッジ内にこんな大聖堂があるとは驚きです・・・!
カレッジ内に大きな川があるためか、カモが自由に生息しています。
『グリニッジ天文台から見える景色』
近代的なビルと歴史的な建物が混在している不思議な景色。
『バッキンガム宮殿と衛兵』
宮殿に旗が建っているとエリザベス女王がいらっしゃるそうです。
この日は旗が立っていたので、中にエリザベス女王が・・・!
『これぞイギリス!赤い2階建のバスとブラックキャプ』
写真のバスは古いタイプの型で、最も有名なタイプです。
次回のMVPは誰になるでしょうか・・・!?
みなさま、お楽しみに・・・!