2016年10月24日
本日は私が習慣にしている水泳が、経営に通じるというお話しをさせて頂きたいと思います。
私が水泳を始めてかれこれ10年以上になりますが、私にとっての水泳は趣味ではなく、経営者として果たすべき役割の1つである体調管理のために行っておりますので、今でも泳いでいて楽しいと感じたことはございません。
ちなみに私が自分に課している水泳の数値目標は、1週間で6,000m、月間24kmを泳ぐことにしており、クロールで1,500mを40分で泳ぐのが、今の私の実力値になります。
水泳を始めたきっかけは、体調管理に気を付ける年代の40歳になり、1人でもできる有酸素運動で、末永く続けられる運動として水泳を選んだのが始まりでした。
水泳を10年以上続けておりますと、不思議と水泳は経営に通じるものがあるのではと思い始めております。
私の泳ぎは短距離を早く泳ぐタイプではなく、長距離を時間を掛けて泳ぐタイプですので、距離を確実に積み上げていくのが私の泳ぎになります。
企業は利益を毎期着実に計上し、社会に貢献すると共に、企業の永続性も大切なことであり、一時的に業績を拡大させ、数年後の会社の存続は不透明では、経営者としての資質が問われます。
経営者に求められることは、企業と利益を持続的に成長させることであり、それには持久力・忍耐力が必要であり、それらを兼ね備える水泳の遠泳は、経営に通じるところがあると考えております。
また、遠泳をするコツは、いかに力を抜いて抵抗を少なくして泳げるかであり、バタ足で水面をバシャバシャ波を立てて泳いでいる人には、総じて泳ぎがうまい人はおりません。
この力を抜くという点に関しましては、組織をまとめ上げる、あるいはお客様と永続的な関係を構築することに通じていると考えております。
会社内で経営者という立場を振りかざしてみても、面従腹背で社員は付いてきてくれませんし、社風も窮屈になってしまいます。
また、生意気な態度を表面に出す経営者では、お客様からの信頼を得られるはずもありません。
そういう点におきまして、経営は力まずに、効率良く物事が進むように舵取りをするのが経営者の力量と考えております。
そして、水泳をするときには当然に息継ぎをいたしますが、あたりまえですが、息は吐かなければ吸えません。
この点が経営に通じるところは、社員やお客様からの意見を待っていても誰も真意は話してくれません。まずは、自分の気持ちをしっかりと相手に伝えなければ(吐かなければ)、社員やお客様から本音を聞き出す(吸い上げる)ことはできませんし、納得も共感も得ることはできないと思います。
このように水泳は体調管理だけではなく、経営にも通じるところが多々あるのですが、まだまだ未熟者の私にとっては、出来ない事の方が多く、これからも社会や企業に役立つ経営者として、鍛練しなくては と思う毎日でございます。
カテゴリー:エプコ