2016年10月31日
電力のシェアリングサービスは様々な組合せでの展開が可能で、例えば、親世帯と子世帯の家族間で電力をシェアする方法や、単身赴任中のお父さん世帯とご家族間でシェアする方法、または女子会や協同組合に参加している会員間で電力をシェアする方法などが考えられます。
弊社は電力のシェアリングサービスを展開するために必要な、料金プランのシェアシステムとシェア方法で特許を取得しておりまして、この特許を活用したサービスを展開していきたいと考えております。
具体的にはスマホなどを利用して、電力をシェアした際の料金メリットを診断するサービスや、スマートメーターから電力データを入手してシェアできる世帯をマッチングするサービス、電力のシェア状況を見える化するサービスなど、特許で取得している内容をシステム化して、電力会社にサービスとして提供することを想定しております。
一方で、電力のシェアリングサービスを展開するには、電力会社がこのサービスに賛同をしてもらい、電気料金のシェア割りプランを提供して頂く必要があります。
これまでの電力会社の場合ですと、電力の契約世帯数が多いため、試験的に導入することが難しいと思いますので、まずは新規参入した電力会社と連携し小規模でサービスを展開、その効果検証を積み上げてから大手の電力会社と連携するという順番になるかと思います。
いずれにしてもこれまでの電力会社の発想とは異なる、電力をソーシャルネットワークを介して需要家同士が電力をシェアリングするという新しいサービスですので、世の中に浸透するまでには相当の時間を要するとは思いますが、消費者のニーズが大きければ電力会社も賛同して頂けると考えますので、まずは、電力会社との連携を図っていきたいと思います。