2017年9月7日
本日は、AIを活用した新たな設計サービスの可能性について説明させていただきます。
弊社の収益基盤の1つが設備設計サービスで、年間10万戸を受託する設計業務の窓口を沖縄情報センターで対応し、設備設計のCAD入力は中国の深圳と吉林にある2つのCADセンターで対応しております。
沖縄も中国の拠点のどちらも、地域性を活かしたローコストオペレーションが強みであり、弊社のコスト競争力の1つでもあります。
一方で、中国の先進国化に伴い人件費やオフィスコストが年々増加傾向にあり、徐々にローコストオペレーションが弱まりつつあります。
そのような経営環境の中で、弊社の経営資源である過去に設計した110万戸の設計ビックデータを活用して、そこにAIを用いることでコスト競争力のアップが図れないか研究開発を進めております。
設計AIシステムが開発されると、過去の類似した設計図を検索して参考図面を表示することで、少ない設計スタッフでCAD入力ができる他、品質向上や工期の短縮にもつながります。
更に設計AIシステムを活用することでキャパシティが増加できることから、設計サービスの拡販にもつながります。
このように弊社の経営資源であるビックデータを活用した新たなビジネスモデルを、これからも順次開発していきます。
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