中期経営計画の解説-2

本日は、中期経営計画に記載されているコールセンターサービス事業について説明させていただきます。

弊社のコールセンターサービスの特徴は、住宅全般のアフターメンテナンスを24時間365日で受け付け、コールセンターから修理会社さまへ修理を直接手配し、修理が終了すると修理内容をお客様専用の住宅履歴システムにデータ登録します。そして、住宅履歴システムより修理内容を分析して住宅会社さまにレポートするサービスを行っており、約110万棟のお客様にメンテナンスサービスを提供しております。

中期経営計画では、住宅のメンテナンスサービスは、2016年実績:7億1,400万円、2021年計画:17億円、+9億8,600万円と大幅な増収を計画をしております。

この理由は、少子高齢化の影響で落ち込むと予想される新築住宅の減少分をリフォーム売上で補うために、住宅会社さまがリフォームにつながるメンテナンスサービスを強化していく傾向にあり、弊社のコールセンターサービスの需要も高まると考えている点にあります。中期経営計画では、これまで弊社の設計サービスは利用しているが、コールセンターサービスを利用していない住宅会社さまからの受託を目論んでおります。

一方で、省エネのインバウンドコールやアウトバンドコールサービスは、2016年実績:6,500万円、2021年計画:7億円、+6億3,500万円の計画をしております。

この省エネのコールセンターサービスは、主にTEPCOホームテック向けのサービスを想定しており、TEPCOホームテックの受注増加に伴い、各種問合せや省エネ工事を行った後のメンテナンス対応、省エネ診断案内などのコールサービスも大幅に増加することから、その受託を目論んだ計画になっております。

また、省エネシステムのクラウドサービスは、2016年実績:6,400万円、2021年計画:2億円、+1億3,600万円の計画をしております。

この省エネシステムのクラウドサービスは、電力小売会社向けの需給管理システムやHEMSサービスなどで、今後、電力・ガスの自由化が家庭に浸透していく中で、省エネ関連のクラウドサービスの増加を見込んでおります。

このように住宅業界のトレンドは新築からリフォーム、リフォームも光熱費が削減でき、エネルギーを有効利用できる省エネリフォームという流れが一般化してまいります。

これまで弊社が培ってきた住宅全般のメンテナンスサービスはリフォームの入り口で、住宅会社さまにとって重要なサービスとなりますので、既存のお客さまである住宅会社さま向けにサービスを拡大してまいります。

そして、TEPCOホームテックと連携した省エネコールセンターサービスも、品質やサービス内容を充実させて、TEPCOホームテックの受注や信用力に貢献できるよう努めあげ、中期経営計画の達成を図ってまいります。

カテゴリー:エプコ