エプコの中期経営計画を詳細解説-14

本日はBIMクラウドサービスと排水配管プレファブ化によるコスト効果イメージについて、説明させていただきます。

新築戸建住宅の排水設備工事における従来のコスト構造は、概ね下記のように分類され、現場施工のため当然に現場費用の割合が多くを占めます。

①設計費用:10%
②材料費(配送費含む):30%
③現場加工費(諸経費含む):30%
④現場施工費(諸経費含む):30%

一方で、BIMクラウドと排水プレファブ化によるコスト構造は、BIMによる3次元設計費で付加価値が向上するため従来比で増加しますが、その他は効率が良い工場での配管加工と商流の短絡化ならびにプレファブ配管による施工の簡略化の効果で、排水設備工事全体としては15%のコスト合理化が図れるのではと試算しております。

またマンションなどの集合住宅や戸建分譲住宅においては、同一の配管パターンで施工効率も高いため、コスト効果も更に向上するものと思われます。

加えて工期短縮や現場での産業廃棄物削減(配管端材の削減によるSDGsへの取り組み)など直接コスト以外のメリットもあることから、本サービスの認知度向上と共に普及が加速するものと考えております。

カテゴリー:中期経営計画2021