2021年11月11日
本日、エプコの2021年12月期第3四半期決算について発表しましたので、第3四半期における決算及び事業活動の進捗についてご説明させていただきます。
なお、本日の第3四半期に合わせて投資家向け決算説明資料をWebサイトに掲載しておりますので、合わせてご覧ください。
今第3四半期において、お伝えしたいメッセージは下記2点です。
(1)2021年12月期第3四半期実績の概況について
当第3四半期業績については売上・利益共に概ね計画通りで着地しました。2021年12月期の通期業績予想についても変更しておらず、通期計画の達成は可能と見込んでおります。
(2)中期経営計画の進捗について
2021年2月に発表いたしました中期経営計画について、各事業ともに着実に実行しております。当第3四半期における実績について、下記のとおりご報告いたします。
1)BIMクラウドサービス
今年7月から新しい執行役員としてBIMサービスに精通する⾦柾昍(キム ジョンホン)が加入したことで当社グループによるBIMコンサルティング力が向上し、早速下記の受託が決定しております。
実績①集合住宅系の大手住宅会社でフルBIM設計のトライアル採用
既存取引先の大手住宅会社が手掛ける賃貸集合住宅で、建築及び設備のフルBIM設計を受託いたしました。
トライアルでは従来の2次元CADシステムから3次元BIM設計システムに変更することで、施工品質の向上や業務効率の改善効果を定量把握することを目的にしています。
実績②大手ハウスメーカーでフルBIM設計の支店採用
既存取引先の大手ハウスメーカーで手掛けるマンション物件で、建築のBIM設計を支店単位で受託いたしました。
マンションは量産モデルの戸建住宅と異なり、標準化やプレファブ化が限定的なため、BIMによる詳細設計で施工前に納まりを検討することなどを目的にしております。
2)CRMクラウドサービス
ハウスメーカー系不動産管理会社からメンテナンス業務を受託
大手ハウスメーカーが建築した賃貸住宅(アパート)を管理する不動産管理会社から、メンテナンスサービスを受託いたしました。大手ハウスメーカーは賃貸住宅の建築から入居後の不動産管理全般のサービスを提供しておりますので、今後、既存取引先への水平展開を図ってまいります。
3)電化サブスクサービス
分譲系及び注文系の大手住宅会社でエネカリの採用が増加
大手住宅会社や大手分譲住宅会社を中心に環境配慮型住宅への転換が進んでおり、住宅業界においても温室効果ガス削減に寄与する取り組みを積極的に推進する機運が高まっております。
この結果、TEPCOホームテックが提供する初期費用0円、月々定額の利用料で最新の省エネ機器が利用できるエネカリの採用も増加中であり、直近では、住友不動産様、野村不動産様、アーネストワン様などの採用が決定しております。
当該採用による受注増加は来期早々から顕在化するものと見込んでおります。
(参考)野村不動産の分譲戸建、プラウドシーズンでエネカリ採用
以上の通り、中期経営計画達成に向けた成果が各事業で出始めております。
今後の進捗状況につきましても、個人・機関投資家の皆様に対する説明会の開催や月次開示・英文開示を通じてご報告を行ってまいりますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。
カテゴリー:IR
2021年8月12日
本日、エプコの2021年12月期第2四半期決算について発表しましたので、決算概要をご説明させていただきます。
まず、本日の第2四半期に合わせて投資家向け決算説明資料をWebサイトに掲載しております。
また、8月27日(金)18:00からオンライン決算説明会を開催いたしますので、多くの皆様のご来場をお待ちしております。
(参考)第17回 経営計画説明会(2021年12月期 第2四半期)のお知らせ
今回の第2四半期決算にてお伝えしたいメッセージは下記2点です。
(1)2021年12月期第2四半期(1~6月)実績及び通期計画について
当第2四半期業績は、中期経営計画の達成に向けた先行投資を実施したことで、期初計画のとおり増収減益となりましたが、当初計画よりもD-TECH事業における設計業務のDX化による生産性向上効果が発現し、営業・経常利益は計画を大幅超過する結果になりました。
持分法投資損益(TEPCOホームテック)については、東京電力エナジーパートナー社が営業自粛をおこなった影響で当第2四半期は減益となりましたが、第3四半期以降は新電化パッケージ戦略を推進することで損益改善を目指してまいります。
なお、通期連結業績見通しについては、外部環境及び先行投資の状況を考慮し、予想数値を据え置きとしております。
(2)中期経営計画の進捗について
2021年2月に発表いたしました中期経営計画については、3つの事業が下記のとおり進捗しております。
①BIMクラウドサービス
2021年7月より、日本の建築・住宅産業に関わる企業で一貫してBIMクラウド技術の経験を積んできた金柾昍(キム ジョンホン)が新しい執行役員として当社に参画いたしました。
住宅産業におけるBIMクラウドサービスの課題や対策、事業展開の方策まで幅広く知見を有しているキムが参画したことで、お客様に対するBIMコンサルティング提案及びCAD2BIMシステムの汎用版開発体制が強化され、2022年度からの本格的なサービスインに向け着実に準備を進めております。
②CRMクラウドサービス
当第2四半期は新サービスを提供する準備が着実に進んでおり、メンテナンスアプリOEM版をリリースし、汎用版の開発に着手しつつ、BIMを活用したメンテナンス動画等コンテンツの拡充に注力しておりました。
当第4四半期では、引き続きサービス開発を行うとともに、既存顧客へトライアル運用を提案するなど営業面の強化も進めてまいります。
③電化サブスクサービス
既報の通り、東京電力グループとしては、カーボンニュートラル・防災に寄与する新電化パッケージ(電気料金+エネカリ料金パッケージ)の準備を進めております。
新電化パッケージサービスインに向け、ハウスメーカーや東京電力グループの顧客基盤を活かした営業および、Webプロモーションを強化してまいります。
上記のとおり、それぞれの事業において2022年以降のサービス提供本格化に向けての仕込みが着実に進んでおります。その詳細については、8月27日に開催する経営計画説明会だけでなく、Webサイトでの様々な情報提供や月次開示・英文開示を通じてご報告を行ってまいりますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。
カテゴリー:IR
2021年7月20日
本日、エプコグループの2021年12月期 第2四半期業績予想の修正について発表しましたので、その概要をご説明させていただきます。
また、当該業績予想の修正開示に加えて、2021年6月度月次業績に関するお知らせも開示しておりますので、合わせてご参照下さい。
(参考)2021年12月期 第2四半期(累計)期間 業績予想の修正に関するお知らせ
2021年6月度 月次業績に関するお知らせ
当第2四半期の売上については概ね計画通りに進捗している中で、営業利益以下は計画超過となりました。この計画超過要因でございますが、D-TECH事業(設計サービス事業)にて推進している東京・沖縄・中国(深セン・吉林)におけるデジタル技術を活用した業務のDX化により、設計業務の自動化が進み、各拠点の生産性が向上したことによるものです。
エプコグループにおける業務のDX化は、数年前より東京・沖縄・中国(深セン・吉林)の各設計拠点と情報システム部門が連携して構築してまいりました。具体的には現在のコア事業である2次元CAD設計を担当する拠点を吉林CADセンターとして位置づけ、デジタル技術を活用して設計業務の自動化を推進し、コスト競争力の向上を図ってまいりました。
一方で、次代の主力事業となる最先端の設計サービスである3次元BIM設計を担う拠点を深圳BIMセンターとし、300名まで収容できるBIMセンターを新規開設し、BIMクラウドシステムの開発からBIM設計、BIMコンテンツサービスなど、新事業の立上げに注力しております。
このようにD-TECH事業では、新事業への先行投資を行いつつ、業務のDX化で増益を確保できる体制が整いつつありますので、引き続き、デジタル技術を活用した生産性の向上に努めてまいります。
一方で、現在、エプコグループでは、中期経営計画(2021年~2025年)でお示しした通り、建築DXでD-TECH事業、H-M事業、E-saving事業をそれぞれ高付加価値化するべく、新しいサービスの開発に注力しております。
まだ足元の月次業績には大きくインパクトしておりませんが、いずれの事業も2022年からのサービス本格導入を目指して着実に準備が進んでおり、2022年から2025年にかけて住宅業界の変革を先導して、エプコグループの業績につなげてまいります。
詳細については、8月12日の第2四半期決算発表時にご説明させて頂きますので、引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。
カテゴリー:IR